K::memo
2001年01月08日(月)
■ 村上 龍/
『希望の国のエクソダス』取材ノート(村上 龍)
中学生、為替ディーラーなど13人のインタービューを収録している。官僚、経済学者などの生の声を聞く機会などあまり無い。そういう意味からも「希望の国のエクソダス」を離れた書物として興味深い。著者が主催するJapan Mail Mediaの延長線上にあるような内容であるが、JMMを始める前から「希望の国のエクソダス」のための取材は始めていたという。本書では、著者が対話上から現在またこれからの日本が抱える問題点をあぶり出している。他の書物でも問題点の指摘はあるだろが、本書に登場する人物たちはその問題点のかかえる結果を見据えて話している。このような人物がまわりにいない私にとって、この書物のように現実を表に出してくれるのはありがたい。物事あるいはその仕組みを知らないという事はそれだけでリスクになるという事を感じた。
[ツッコミを入れる]