K::memo
2001年01月23日(火)
■ 田口ランディ/
コンセント(田口 ランディ)
兄の変死から物語は始まる。主人公の兄はあるマンションの一室で人知れず死んでいた。その現場に立ち会った影響からか、兄の幻覚を見たり死臭を感じる様になる。主人公は心理学を学んでいたといい、自分自身の症状・精神状態を冷静に分析する。分裂症気味な状態になっていく人が冷静に分析する姿は気持ちの悪いものだ。結末では沖縄のシャーマンに会い開眼する。この物語は三部作の一作目ということで、第二作目である「アンテナ」につながる結末となっている。そのためか、前半と後半で内容、文章ともがらりと変わっている。勢いのある文章と内容であるため、読了するまでの時間は早かった。著者のメールマガジンを購読している一読者として、この書を読んで著者の印象が少し変わった。著者の中にある激しい心理の発露なのか。
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