トップ «前の日記(2002年02月15日(金)) 最新 次の日記(2002年03月01日(金))» 編集
RSS feed

K::memo


2002年02月22日(金)

糸井重里/ ほぼ日刊イトイ新聞の本(糸井 重里)

著者が主催するウェブ「ほぼ日刊イトイ新聞」の成立から現在・未来までが解説されている。また、このウェブを始めた頃から著者の中で仕事について考え方が変わっていく様が書かれている。このウェブが現在のように、この分野でのデファクトスタンダードを取得するまでの、作成チームの様子についても書かれている。チームの人たちが「多忙は怠惰の隠れ蓑」という著者の言葉通り、常に何が自分たちのやろうとしている事にあっているのかを考えているところがすばらしい。

高度経済成長に確立されバブルの頃に最も高まったと思われる、「大量生産、大量消費」社会に疑問を示すと同時に、今後の仕事のあり方や、生活のあり方が示されている。著者たちも、青山の事務所から離れ、一軒家に引越し自分たちでできる事をやるというスタンスにたってウェブを作っていっている。今後、グローバル経済が押し進められますます大量消費へ向かう経済と、著者が示すように、地域のコミュニティを大切にし非消費社会へ向かう経済の対立が起こっていくのだと思う。どちらが、今後のスタンダードとなるかという話とは別に、自分たちのできる範囲で出来る事を最大限活用していく経済の方が幸せになれる人が多い気がする。

Tags: 読了