K::memo
2002年10月31日(木) プラスティック
■ 井上夢人/
プラスティック (双葉文庫)(井上 夢人)
ネタばれの危険性があるので、これから本を読む人はこの書評は読まない方がいいかもしれない。ある殺人事件複数の視点から、事件に対する考察と経緯を書いたワープロの文章を収められてたフロッピーディスクが本書である。わかりにくいと思うが、数頁ごとの章がそれぞれの人物が書いたワープロの文章になっているという事である。手法として面白く、思わず騙されてしまった。途中で、おかしいと思い始めたのだが、こんな結末になるとは予想できなかった。それぞれの人物描写が本人が書いたワープロ文書と、それぞれが相互に描く文章の中に登場する描写のみによっているというところが秀逸で、読んでいて引き込まれる内容であった。
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