K::memo
2004年01月20日(火) 目がさめる
■ 舞城王太郎/
煙か土か食い物 (講談社ノベルス)(舞城 王太郎)
サンディエゴのERで働く救命外科医、奈津川四郎が主人公。日本、福井の実家にいる彼の母親が事件に巻き込まれたという知らせを受けて日本に戻る。この事件とともに奈津川家の物語が進む。
カバーの解説には「ミステリーノワール」とある。スピード感のあるノワールの殺伐とした進行が気持ちがいい。著者は福井生まれという事で、その方言が自然なスピード感をもたらしている。また、曖昧な表現がないけど、心理描写や雰囲気が伝わってくる文章だ。ミステリーはどちらかというと副次的な要素となっているけど、その謎解きもおもしろい。また謎解き自体が物語の伏線となっている。最後の最後まで楽しめた。
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