K::memo
2004年02月25日(水)
■ 田辺聖子/
ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)(田辺 聖子)
八編の短編が収録されている。主人公はいずれも女性。当然、どの主人公もそれぞれ個性的で性格も違う。だけど、どの小説にも底に暖かさがある。表題作の「ジョゼと虎と魚たち」は、足が悪いジョゼと、偶然彼女の世話をする事になった恒夫の物語。ジョゼの強気さが可愛く魅力的だ。どの登場人物も著者によって書かれると、陰にも陽にも魅力的な個性が表出する。
田辺聖子さんの本は初めて読んだけど、生きた大阪弁だなという気がした。私は京都育ちなので京都弁風の喋りなのだが、学生の頃大阪に出てきて、大阪弁はちょっと違って柔らかいと思ったのを思い出した。舞城王太郎の小説を読んだ時にも思ったけど、生きた方言はいい。
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