K::memo
2004年05月01日(土)
■ A.N.ジョインソン著 三浦麻子・畦地真太郎・田中敦訳/
インターネットにおける行動と心理―バーチャルと現実のはざまで(アダム N.ジョインソン/三浦 麻子/畦地 真太郎/田中 敦)
インターネットにおけるコンピュータを媒介した行動や、それが人間に与える影響について書かれている。インターネットは、コンテンツよりもコミュニケーションのためにというのは、ある意味で新鮮だ。そのコミュニケーションについて、電信、電話、無線といった今までにあったメディアでの行動が、インターネットでの行動と類似しているという点についても書かれていてる。こういうメディアの初期にどういう使われ方をしたのかという事を初めて知った。メディアが違っても使われ方が同じという点がおもしろい。
ネットを使うことによる個人への影響についても触れられている。確かに、ネットで日記を書くという事は、自分の考えを整理できるし、ツッコミをもらったり、書くこと自体でも気分的に軽くなっている面はある。もちろん、他のサイトを巡回することで刺激を受ける事も多々あり、影響を受けている。本書にもあるように、ネットによって与えられる影響は個人の性格にもよるのだと思うけど、自分の場合は、巡回先からは良い影響を受けている事の方が多い。
このようなネットと個人の相互作用について、こういう研究が行われているという事を知り、その歴史的な背景まで学べるという意味でも有用な書物だと感じた。
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